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「家庭の害獣とのたたかい」
安川の我が家は古い家なので、隙間が多いです。寒いのは火を焚いて我慢できますが、許せないのがネズミの害です。基本食料は出しっぱなしにしないので荒らされはしなかったのですが、就寝時に頭をたたかれるに至って危機感を覚えた私はこの不法侵入者を退治することを決意しました。ネズミとの2ヶ月にわたるたたかいが始まったのです。
まずはネズミ捕りを仕掛けました。かご型でエサはパン。その日の晩に罠は作動していましたが、ヤツはいません。どうやら体が大きすぎて入口がうまく閉まらず、脱出したようです。以後3回にわたり罠は作動すれどもかからない状態が続きました。失敗!
次は粘着シートです。床下からの進入路は既に分かっているので、そこに仕掛けて待ちます。2日目にかかりました!が、ヤツは力ずくで脱出して朝にはいなくなっておりました。以後2回脱出を許します。一旦敗北を認め進入路をふさいで休戦としました。
しかしヤツはあきらめず廊下からの進入を図り、扉を削り始めたのです。怒り心頭です。以前の穴をわざと開けてやり再度粘着シートをかけ、今度は音を立てないように人間が監視することとしました。果たしてついに出てきたヤツは粘着シートに引っ掛かり、脱出する間もなく捕獲されました。粘り勝ちです。
長い戦いもついに勝利しました。しかし、またいつ野生動物が家に住み着くかわかりません。また今日も軒先に謎の足跡がありました。今後も戦いは続きそうです・・・
(H30・2)服部 一雄(この記事は以前書いたものに加筆、修正したものです)